
Uber Japan株式会社は、2025年7月30日より、タクシー配車アプリ「Uber Taxi」の事前予約機能を新たに8つの地域で提供開始した。これにより、既存の東京・大阪を含め、全国10エリアでの利用が可能となった。
全国の主要都市で事前予約が可能に
今回新たに事前予約機能が提供されるのは、札幌、横浜、名古屋、京都、神戸、広島、福岡(2025年8月上旬以降開始予定)、沖縄本島の8エリア。これらのエリアには一部周辺地域も含まれる。
Uber Taxiは全国的に利用が拡大しており、2024年には前年同月比で利用件数が2倍以上に増加するなど急成長を遂げている。特に注目すべきは、プレミアムなハイヤー車両を配車できる「Uberプレミアム」では訪日外国人による事前予約が多い一方、Uber Taxiの事前予約機能は国内のお客様からも高い支持を得ていることだ。
事前予約機能の詳細と使い方
Uber Taxiの事前予約機能には以下の特徴がある:
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予約期間:乗車予定日時の90日前から15分前まで
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予約手数料:一律700円
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乗車料金:通常のUber Taxiと同様(メーター料金に基づく)
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ドライバー:乗車予定日の前日から7日前に事前確定
利用方法はシンプルで、Uberアプリのトップ画面で「予約」ボタンをタップし、乗車場所と目的地を入力、希望する車両到着時刻をセットして予約を確定するだけだ。予約が完了すると、前日から7日前に当日担当するドライバーが確定し、予約時刻の少し前に車両の到着予定時刻がアプリ上で表示される。
多様なニーズに応える事前予約の活用シーン
事前予約機能は、移動時間に制約のあるシーンと相性が良く、国内利用者には空港や駅への移動手段として特に人気がある。また訪日外国人の場合、駅や空港へのアクセスだけでなく、ホテルから観光地への移動などにも幅広く活用されている。
Uberアプリの特徴とUber Oneサービス
Uberアプリには、テクノロジーを活用した多様な先進機能が備わっている:
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自動決済機能:クレジットカード等を事前登録し、目的地到着後は自動的に決済が完了
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チャット機能:ドライバーとアプリ内でメッセージ交換が可能
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多言語対応:約50言語に対応し、チャットの内容も自動翻訳
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評価システム:乗客とドライバーが相互評価を行い、サービス品質を向上
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ジュニア・シニア対応:「Uber Teens」と「Uberシニア」で幅広い世代の移動をサポート
さらに、月額498円または年額3,998円で加入できる定額サービス「Uber One」に登録すると、高評価ドライバーとの優先マッチングや乗車料金の10%相当分のクレジット付与などの特典が受けられる。
今後の展望
Uber Japanは「Go Anywhere(どこへでも行ける)」というビジョンの実現に向けて、サービスエリアの更なる拡大と、より多くの地域における予約機能の提供を通じて、利便性の高い移動体験の提供に取り組んでいく方針だ。現在、日本では約500社のタクシー会社と提携し、30都道府県でUber Taxiを展開している。
Uberの配車サービスは世界70カ国・1万都市以上で提供されており、日本でも都市部を中心に着実にサービス領域を拡大している。