
中小企業庁は、中小企業が抱える経営課題の解決に向けてM&A(合併・買収)を取り巻く環境を整備する。8月上旬、M&Aを促進する「中小M&A市場改革プラン」を公表。案件の増加に伴い不当な取引も問題となるなか、売り手の不安解消や金融機関をはじめとした支援機関の質向上への施策となる。
プランは、有識者で構成する検討会で議論した内容を踏まえ取りまとめた。経営者保証の解除に関する契約違反が認められた場合、売り手の意思で買い戻しなどを行える条項の新設を後押しする。このほか、専門知識やノウハウを持つアドバイザーの育成に資格制度の創設方針などを定めた。【記事提供:ニッキン】
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