秋田県、冬の集客に向け商談会 観光推進会議と連盟が東京で


 秋田の観光創生推進会議(会長=鈴木健太・秋田県知事)、秋田県観光連盟(同=齋藤善一・羽後交通社長)は7月30日、東京のJPタワーホール&カンファレンスで旅行業者との商談会「ALL秋田 旅行エージェント商談会in東京2025」を開いた。同県の行政、観光協会、宿泊などの観光事業者約50団体・企業が参加。首都圏の旅行商品企画・造成、営業担当者らと、アフターキャンペーンが行われる今冬を含め、今後の集客に向けて商談した。

 同県は昨年12月1日から今年2月28日まで、JR東日本秋田支社と連携して「秋田県冬の大型観光キャンペーン」を実施。閑散期となる冬季の観光客誘致へ、「温泉」「食・酒」「小正月行事」「雪」をキーワードに、同県ならではの冬の魅力をアピールした。今冬はアフターキャンペーンも実施する予定だ。

 商談会では参加団体・企業がブースを設け、それぞれの観光魅力をアピール。横手盆地のほぼ中央、秋田新幹線大曲駅から車で約20分の美郷町は、町内に114カ所の湧水が確認され、特に60を超す湧水が点在する六郷地区は「全国名水百選」にも指定される。町ではマップを作り、これら湧水巡りの観光を推奨する。

 同町はラベンダーの栽培にも力を入れ、町内に東北地方最大級、約2ヘクタールの規模を誇る「美郷町ラベンダー園」を持つ。見ごろは6月上旬から下旬で、時期に合わせて「ラベンダーまつり」が開かれる。突然変異でできた白いラベンダー「美郷雪華」は同町のオリジナルで、このエキスを使ったシャンプーやミスト、ハンドクリームが商品化されている。


美郷町の観光を担う「あきた美郷づくり株式会社」の荒田直樹・観光企画部長兼同町観光情報センター長(右)と同センターの佐々木愛主任

 
 
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