
表紙
高速バス事業をマーケティング面から支援するコンサルタント、成定竜一氏(高速バスマーケティング研究所代表)が、内向き志向が強い日本型組織に必要な「消費者志向」の実践法を解説した。
成定氏は楽天トラベルの高速バス予約サービス立ち上げ直後から関わり、国の委員として制度改正やダイナミックプライシング導入に関わるなど、激動期の高速バス事業を支えてきた。本書では、業界の慣習や固定観念を打破し、消費者志向へと転換してきた過程を、具体的な事例とともに紹介している。
「マーケティングとは、顔の見えぬ”消費者のカタマリ”への接客」「後発組は『ブルーオーシャン』を目指せ」「東京~大阪よりビジネス需要が大きい路線」「AI普及で広がるダイナミックプライシングの可能性」「国の制度や規制は変えられるか?」「昭和型ビジネスモデルの終焉(しゅうえん)」など―実際の現場で培った知見と挑戦の記録が詰まっている。
「予算がなく華やかな施策は無理」という企業のマーケティング担当者や、「このままでは会社が危うい」と感じる人に、成熟産業や内向き組織を変革する実践的ヒントを与えてくれる1冊。
新刊。四六判304ページ。定価税込み1980円。発行=同文舘出版。
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