北陸3県、東京で観光PR会議 周遊観光促進に意欲示す 商談会も


 石川、富山、福井の北陸3県は7月29日、東京都内で北陸観光PR会議を開いた。旬の観光素材や周遊観光の魅力を、在京メディアにプレゼンテーション。15の観光関連団体がブースを構え、商談会も行われた。

 石川県文化観光スポーツ部次長兼観光戦略課の土橋順一課長は主催者あいさつで、今年、北陸新幹線が長野―金沢開業10周年、金沢―敦賀同1周年と節目を迎えたことに触れ、「首都圏から約2時間半、金沢、富山、福井間は1時間以内で移動可能」と利便性を強調。周遊観光促進に意欲を示した。

 福井県美浜町の関係者は、同町と若狭町にまたがる五つの湖「三方五湖」を巡る旅を提案。再生可能エネルギーを活用した「電池推進遊覧船」や、三方五湖の一つ、水月湖の湖底から発見された約7万年分の年縞を展示した年縞博物館での自由研究企画を紹介した。

 富山市八尾町では、9月1~3日に秋の訪れを告げる伝統行事「おわら風の盆」が開かれる。人口約3千人のエリアに毎年15~20万人の観光客が訪れ、編み笠を目深に被った男女が、胡弓(こきゅう)や三味線を民謡「越中おわら節」に合わせて町中を踊り歩く。

 石川県能美市では、地域の継続的な発展を目指す「観光まちづくり推進協議会」が今年2月に発足。知名度の低い辰口温泉の認知度向上を図ろうと、9月に「湯上がりフェスティバル」を開催。入浴後に屋外で映画を上映するほか、市内の飲食店や企業も出店し、イベントを盛り上げる。

 3県は今秋、昨年開催した「北陸デスティネーションキャンペーン」のアフターキャンペーンを実施予定。来年1月からはJR各社と連携し、五つの美をテーマとした「ジャパニーズビューティー北陸キャンペーン」を展開。年間を通じて北陸の魅力を発信していく。

 
 
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