
会場の様子
ホテルやレストランなどホスピタリティとフードサービス業界における関西エリア最大級の商談専門展示会「第17回国際ホテル・レストランショー&FOODEX JAPAN in関西2025」が7月23日から25日までの3日間、インテックス大阪(大阪市)の4号館と5号館で開かれた。主催は日本能率協会(JMA)、日本ホテル協会、日本旅館協会、国際観光日本レストラン協会、国際観光施設協会の5団体。世界15カ国・地域から363社の企業・団体が453のブースを出展。来場者数は3日間で前年比26.4%増の1万3609人を記録した。
大阪・関西エリアでは、今年55年ぶりに万博が開催されていることに伴い、既に多くのインバウンドが訪れるほか、関西での今年度のインバウンド消費額は1兆1700億円が見込まれている。同時に、IR(統合型リゾート)の開業も控え、圏内の観光業界は盛り上がりをみせている。
会場では昨今の宿泊市場におけるペットブームの高まりを受け、初のペットツーリズムの出展ゾーンが用意されたほか、近年の水道光熱費の高騰を抑止する節水システム、最新技術を駆使した猛暑対策制服を試着して涼しさを肌で感じられるブース、断熱カーテン、客室備品、アメニティなどの最新トレンドが展示され、来場者の注目を集めていた。
宿泊市場の喫緊の課題である働き手不足の解消を促進する外国人人材の活用を提唱する動きも目立った。
ホテル・旅館・ブライダル業界などの次世代リーダーを育成する事業「ネクストリーダーズ」など、各業界の第一人者による講演会やセミナーも実施され、会場は連日活況を呈していた。
来年は7月22日~24日の3日間、今回と同じインテックス大阪で開催する。
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