ピッチコンテストの参加者ら
最優秀にJCS芝原氏
JCCBは創立30周年記念事業として、7月29日、「未来のMICEをデザイン!」をテーマに、会員団体・企業を対象にしたアイデアピッチコンテストの本選を幕張メッセで開いた。ステージでのプレゼンテーションと審査の結果、最優秀賞は、「MICEとこども食堂をつなぐマッチングプラットフォーム構想」を発表した日本コンベンションサービス(JCS)の芝原由貴氏が受賞した。
10チームの応募の中から5チームが本選に出場。MICEの次世代を担う若手を中心とするメンバーがステージ上でアイデアを発表した。猪口邦子JCCB会長を委員長に、理事や有識者が審査を担当した。
最優秀賞の「MICEとこども食堂をつなぐマッチングプラットフォーム構想」は、MICEで余った弁当を安全、安心な状態で子ども食堂に届ける「えがおのはし」プロジェクトを発展させたもので、MICEの現場と子ども食堂をつなぐオンラインマッチングシステムを提案した。
JCSの芝原氏は「弁当ロスのない、サステナブルなMICEを推進する。同時に、地域の子ども食堂の安定的な運営に貢献する。一つの弁当から1人の子どもの将来が変わるかもしれない。この仕組みは、地域にも、主催者にも、MICEに新たな価値をもたらす」と発表した。
他の結果は次の通り。
【優秀賞】「エクサマイス」~走って、学んで、召し上がれ~(おかやま観光コンベンション協会)
【入賞】「MICEライセンス制度」の創設(コングレ)▽MICE×地域住民から始まる多文化共生社会(仙台観光国際協会)▽「地元企業から始めるMICEの未来」MICEの新しいカタチ「地産地学」モデル(松山観光コンベンション協会)

ピッチコンテストの参加者ら




