
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は1日、お盆期間(8~17日)の予約状況を発表した。国内線は前年並みからやや増加、国際線はANAが2桁増と好調で、コロナ禍前の水準に近づきつつある。
国内線の予約数はANAが149万7395人(前年比2.5%増)でPeachを含めると167万7828人(同1.2%増)。予約率は85.4%で、方面別では特に沖縄(89%)、北海道(88%)が好調。大阪・関西万博の影響で関西方面も前年比9.0%増と伸びている。ピークは下りが12日、上りが14日。
JALの予約数は104万2929人(同1.5%減)、予約率は77.7%でほぼ前年並み。中国、四国、九州、沖縄方面が好調で、ピークは下りが9日、上りが16~17日。
国際線はANAが24万7764人(同10.5%増)で、Peach、AirJapanを含めると33万7583人(同9.2%増)。予約率は82.9%。ハワイ路線はお盆期間として過去最多の2万3千人を記録した。欧州・アジア路線も好調で、羽田発ミラノ、ストックホルム、イスタンブール線はいずれも予約率が約80%。ピークは日本発が9日、海外発が16日。
JALの予約数は21万7738人(同3.5%増)、予約率は83.2%。北米、欧州、東南アジア、ハワイ、グアム路線が前年を上回った。ピークは日本発が8~10日、日本着が16日。