
JR西日本グループのジェイアール西日本ホテル開発(京都市)はこのほど、10月1日付でホテルグランヴィア大阪(大阪市)とホテルヴィスキオ大阪(同)を運営する子会社を吸収合併すると発表した。同グループのホテル運営法人は和歌山ターミナルビル、JR西日本ホロニックと合わせて3社体制となる。
同社はすでに7月1日付で奈良ホテルやホテルグランヴィア岡山などを運営する子会社4社と統合。チェーンホテルとしてのさらなる競争力やブランド力の向上、コンプライアンス・ガバナンス体制の強化、経営基盤とマーケティング力の強化を目的に、運営会社の集約を進めてきた。
今回の再編を契機に、大阪エリアの魅力向上とにぎわい創出を図るため、同社が運営する大阪ステーションホテル(大阪市)との連携を強化。「食のディスティネーションホテル」を掲げ、唯一無二の価値やサービスの提供を目指す。
JR西日本グループが運営するホテルは現在、5ブランド13ホテル(計4422室)。このうち11ホテルをジェイアール西日本ホテル開発が担うことになる。