
新潟県は1日、東京・銀座にある県の情報発信拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA」が開業1周年を迎えたことを記念し、同館で記念イベントを開いた。花角英世県知事と同県魚沼市のPRアンバサダーでお笑い芸人のおばたのお兄さんが登壇。節目を祝うとともに、観光名所や食の魅力について語った。
同館について花角知事は「(同館は)1・2階はショップで、8階はレストラン、地下1階が移住相談窓口になっている。3階のイベントスペースを合わせてすでに40万人以上に利用いただいている」と1年間の成果を報告。さらなるにぎわいの創出に向けて意欲を示した。
2者によるトークセッションでは、おばたのお兄さんが家族と月岡温泉(新発田市)の旅館を訪れたエピソードを披露。また、この夏訪れたい場所として佐渡を挙げ、佐渡米や海鮮など食の魅力を紹介した。花角知事も「世界文化遺産に登録された佐渡島(さど)の金山を、一度は見てほしい」と呼び掛けた。
イベントでは県産の桃やメロンを使った特製ケーキの披露や、おばたのお兄さんの名誉館長就任式も行われた。
同館では「再発見 新潟の夏」と題したキャンペーンを10日まで開催。1階のショップでは県産の具材を使ったおにぎりを販売し、SNSで人気投票1位になった商品を1個88円で提供(8日のみ)。2階の日本酒試飲コーナーでは、条件を満たした来館者にオリジナルおちょこを進呈。8階のレストランでは、三条市産の豚などを使った1周年記念コース料理を提供する。
新潟の魅力について語る花角知事(左)とおばたのお兄さん