
りそなホールディングス傘下の関西みらい銀行(大阪市)は、宿泊事業を行う一圓興産(滋賀県彦根市)と連携し、旧店舗・彦根本町プラザを飲食複合宿泊施設「ザ バンク ハタゴ ヒコネ」としてリニューアルオープンするため、18日、オープニングセレモニーを開いた。
同施設は彦根城前の大通り沿いに位置。白壁と黒格子の町家風の、江戸時代の城下町をイメージした建物となる。2階建てで、延べ床面積は約590平方メートル。1階はピザやバーなどの飲食店が入り、2階は宿泊施設として8室を営業する。開業は7月24日で、関西みらい銀が土地や建物を所有し、一圓興産が運営する。
関西みらい銀は「増加するインバウンドを中心に彦根市内への滞在を促進することで、彦根城をはじめとする文化資産や伝統文化に触れる機会を高め、地域への理解を深めるとともに、地域経済の活性化に貢献する」と話している。
彦根本町プラザは、関西みらい銀の源流の一つである旧びわこ銀行彦根支店として1998年に開業。2013年に現在の彦根支店に移転した後は有人出張所として活用。21年にプラザを閉店した後はATMコーナーとして営業を継続していた。
この事業は今年2月に彦根市と締結した連携協定に基づく取り組みの一つ。