
出発式で気勢を挙げる会員ら
石川県内の温泉旅館直営営業所などでつくる関西石川県観光旅館・施設案内所連絡協議会(会長=吉野竜宏・月うさぎの里常務)は7月23日、観光キャラバンを始めた。近畿圏の旅行業者約200社を訪問。同県の観光魅力をアピールするとともに情報交換を行い、観光誘客促進につなげたい考えだ。
同県の観光パンフレットを配布するなどして最新の観光情報を提供するとともに、旅行業者から聞き取りを行うなどして、観光動向やニーズ調査を行うもの。毎年この時期に石川県観光連盟などと連携して実施している。
同日大阪市内で行った出発式には吉野会長はじめ13人が出席。初めに石川県の竹本正平・大阪事務所所長が「石川県は今、関西からの誘客に苦戦している。大阪・関西万博終了後の需要獲得へ、このキャラバンで魅力をしっかりアピールしていきたい」と力強くあいさつ。次いで吉野会長は「万博が終われば間違いなく冬場の北陸に足が向くはず。能登の復興はまだ先だが、このキャラバンで今できるアピールをしっかりしていこう」とメンバーを鼓舞した。
出発式後、キャラバン隊は4班に分かれて車に分乗し、近畿2府4県に移動。班ごとに15社ずつを訪問して、石川への送客を訴えた。
キャラバンは9月30日まで開催。期間中に在阪会員が計200社を訪問し、アピールする予定だ。
出発式で気勢を挙げる会員ら