
金田会長 引き続きの協力を要請
第三セクター鉄道等協議会は10日、設立40周年記念式典を東京都内で開いた。同協議会は、会員各社が相互に連携を密にし、協力・協調することで第三セクター鉄道などの事業活動の基盤充実を図ることなどを目的に1985年11月に設立。現在の加盟会社は41社。
同協議会では、第三セクター鉄道を取り巻く近年の状況について、激甚災害の頻発化、コロナ禍による人々のライフスタイルの変化、さらには昨今のエネルギー価格高騰、車両・施設の老朽化なども加わり、極めて厳しい状況と認識。【記事提供:交通新聞】
一方、 利用促進策として、加盟各社が足並みをそろえて進める御朱印の鉄道版「鉄印帳」事業は、第三セクター鉄道などの知名度向上やファン拡大に貢献。また、今年3月には一部の鉄道で現地消費型ふるさと納税を活用した地方鉄道・ 沿線自治体支援「テツふる」がスタートしている。
式典は、同協議会の第41回総会開催後に行われ、金田学会長(愛知環状鉄道社長)、加盟各社の社長はじめ、第三セクター鉄道等道府県協議会、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、鉄道総研の関係者らが出席。
あいさつで金田会長は「各社はそれぞれの地域において欠かせない公共交通機関であると自負している。経営改善に全力で取り組んでいくので、関係者の皆さまの引き続きの支援、協力をお願いしたい」と述べた。
【記事提供:交通新聞】