三重県が9年ぶり観光イベント 一見知事「三重に本物あり」 万博契機に誘客キャンペーンも展開


9年ぶりに都内で観光PRイベントに臨んだ関係者一行。前列右から2人目が一見知事

 三重県は18日、観光情報や施策を紹介する「みえ旅レセプション2025」を東京都内で開いた。都内での本格的なPRイベントの実施は9年ぶり。一見勝之県知事や三重にゆかりのある関係者らが登壇し、旅行会社やメディアに広く魅力を発信した。

 冒頭あいさつした一見知事は「三重には『本物』がある」と強調し、2千年の歴史を誇る伊勢神宮(伊勢市)をはじめ、インバウンドにも人気の雪山、鈴鹿サーキットなど、県内各地の観光名所を紹介。また、14日に伊賀市と鈴鹿市に開園した、みえ応援ポケモン「ミジュマル」とのコラボ公園の話題にも触れ、観光資源の充実ぶりをアピールした。

 続くトークセッションでは、「お伊勢参り・式年遷宮の魅力」をテーマに、伊勢志摩アンバサダーで歌手の相川七瀬さん、神宮司庁広報室次長の音羽悟さん、皇學館大学非常勤講師の千種清美さんが登壇。

 20年ごとに社殿を建て替え、新たな社殿に神様をうつす神事「式年遷宮」は次回、8年後の33年に行われる予定で、すでに御用材の切り出しなどの準備が始まっている。相川さんは、今年5月に行われた幕開け行事「山口祭」に大雨の中、立ち会い、「目には見えない、感じる祭り」であることを実感したエピソードを明かした。

 会場では、同日「三重おいないナビゲーター2025」に就任したお笑いコンビ、バッテリィズの寺家さんと、相方のエースさんによる漫才が披露されたほか、松阪牛や桑名ハマグリなど県産食材を使った料理で参加者をもてなした。観光地・観光関連団体のブースでは、活発な情報交換や商談が行われた。

万博契機に誘客へ来場者にキャンぺ

 県は19日から、大阪・関西万博を契機とした誘客促進策として「三重へおいない!キャンペーン」を開始した。関西パビリオン内に出展している県ブースの来場者を対象に、県訪問後の応募で県産品やレストランの食事券が当たる特典を用意。

 一見知事は「三重県は万博会場から近いが、それすら認識されていない(状況)」と現状に触れ、誘客に意欲を示した。


9年ぶりに都内で観光PRイベントに臨んだ関係者一行。前列右から2人目が一見知事

 
 
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