
金乃竹(神奈川県箱根町)は8月1日から、インバウンド宿泊客向けの文化体験プログラム「Ryocance(リョカンス)」の一環として、新たに「握りずし体験」プランを発売する。社員が提案する社内副業制度を通じて企画されたもので、宿泊中に自らすしを握り、日本の食文化を体験してもらう。
この制度は、社員が得意分野を生かした企画を立案し、報酬の一部が本人に還元される仕組みで、今回のすし体験も、サービススタッフと調理スタッフが協力して立ち上げた。調理の現実性と体験価値の両立を目指し、都内のすし店の動向調査や試作を重ねて内容を構築した。
参加者は、酢飯作りやワサビすりの工程から体験し、完成したすしは客室でゆっくり味わえる。
料金は1人5千円、所要時間は約1時間。
今後は、地元の名産品「小田原ちょうちん」の製作体験など、地域性を生かしたプランの展開も検討している。