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四国旅客鉄道(JR四国)と電脳交通は、特急列車の社内からタクシーを手配できるサービスの実証実験を8月1日から開始する。列車内から降車後のタクシーを事前手配できる電脳交通のサービス「タクジット」を活用したもので、岡山―高松・松山間を運行する特急列車の車内から対象駅で降車後のタクシーを事前に手配できる。昨年に実施した実験から対象駅を3駅拡大し、愛媛県・香川県内の計9駅を対象に12月31日までの間実施する。
両社の実証実験は、今回が2回目。2024年6月から11月末の期間中に初めて実施した。タクシー車両の安定供給、タクシー配車アプリの普及を目指し、初回は宇多津、丸亀、多度津、川之江、伊予三島、今治の6駅を対象に実施した。
今回の実証実験は昨年に開催した実験に続くもので、新たに高松、坂出、観音寺の3駅を対象に追加。香川県タクシー利用利便性向上協議会の「観光の足」確保に向けた実証実験と連携した取り組みで、今回は国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」にも選定されている。
利用方法は、特急列車の車内に掲示されている二次元コードをスマートフォンで読み取り、表示されたタクシー手配フォームに氏名や電話番号などを入力・選択する。その後電脳交通の配車システム「DS」で予約を受領し、申し込んだ対象の駅にタクシーが配車されるという仕組み。鉄道からタクシーへの乗り継ぎの円滑化による利便性向上を目指す。
利用方法
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