
「雪花氷」本体
“氷を使わない”という、画期的なかき氷機「雪花氷」(ゆきはなごおり)=写真=が登場した。酒類を含むあらゆるドリンクをそのままかき氷にできる新感覚のマシーンで、本格的な夏の盛りに突入した今、旅館やホテルを中心に導入が進んでいる。
開発は、2024年10月に創業した食品製造機器の輸入・販売スタートアップのエストレア(千葉県松戸市)が手掛ける。旅館・ホテルへの提案は、販売代理店のコープサービス(東京都千代田区)が担当している。
製品の特徴は、氷を使わずにドリンクだけでかき氷が作れる点。電源を入れ、タンクにジュースなどの液体を入れるだけで、ふわふわのかき氷を生成できる。砕氷して作る従来のかき氷と異なり、粉末状や糸状などさまざまな形状に対応。台湾で人気のスイーツ「糸ピンス」も生成できるほか、料理の演出にも活用できる。
台湾で人気の糸ピンス
ドリンクは、ジュースなどに加えコーラなどの炭酸飲料、さらにはアルコール類(度数15%まで)にも対応。「薄まらない」「冷たい」カクテルといった、大人向けのかき氷も楽しめる。
日本酒でふわふわなかき氷が作れる
本体納入価格は、30万5800円。糸ピンス用のフレーバー(バニラ、チョコレート、抹茶味など5種類)は、3300円で別途販売している(いずれも税込み)。
本体サイズは、横34×奥行き53.5×高さ41.5センチで、重量は23キロ。タンク容量は2リットルが4本の計8リットル。
コープサービスによると、問い合わせが非常に多く、発注から納品まで2週間ほど要するという。
「雪花氷」についての問い合わせ先は、コープサービス本社TEL03(5823)4926。