
受賞した取り組みの担当者の皆さん
東武トップツアーズはこのほど、日本旅行業協会(JATA)が主催する第3回「JATA SDGsアワード」において、文化部門の奨励賞を受賞した。
同アワードは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた優れた取り組みを表彰し、旅行業界における同様の活動を推進することを目的としているもの。中でも文化部門は、有形・無形文化遺産の保護や、文化遺産における旅行者の管理・ふるまいに関する取り組みなどが評価対象となっている。
受賞したテーマは「山形県西川町『雪旅籠の灯り』の雪像制作で地域と連携した『達成感と感動』を創出する内定者研修 」。この研修は、今年4月に入社した新入社員(当時は内定者)を対象にしたもので、山形県西川町と宮崎県延岡市の2地域で実施。研修では、地域が抱える課題解決に向けた実践的な活動を行い、地域住民と内定者が連携する形で進められた。
西川町では、積雪量が多い地域特性を活かした冬のイベント「雪旅籠の灯り」の準備に携わり、雪像制作の人手不足を補ったほか、高齢者宅の除雪支援にも従事。延岡市では、「延岡西日本マラソン」や「のべおかタパス」といったイベントの準備や運営を地域の人々と共に行った。
地域からは「若者から元気をもらった」「おかげでイベントを無事開催できた」との感謝の声が寄せられた。参加した内定者からも、「第二のふるさとができた」「達成感と感動を入社前に体感できた」といった感想があがっており、官民双方にとって有意義な取り組みとなった。
受賞した取り組みの担当者の皆さん