
観光促進交流会の様子
台湾最南端の屏東(ピンドン)県は1日、大阪市のモントレグラスミア大阪で、旅行会社やマスメディアの関係者らを招いての観光促進交流会を開いた=写真。関西圏からのアクセスの良さや南国の雰囲気を楽しめるスポット、スポーツイベントなどを紹介、誘客への協力を求めた。
同県のプロモーションを受託するKNT―CTホールディングスの台湾近畿國際旅行社が企画、実施したもの。台湾観光協会大阪事務所の張珏所長らが出席した。
プレゼンテーションで各観光地を説明した屏東県政府交通観光局の黄国維局長は「屏東と神戸、大阪は古くから海でつながっており、また奈良や京都が伝統文化を伝えているように、屏東も古くからの歴史と伝統を伝えている。10月に開催するAPSSアジアサーフ大会や、11月に日本航空協賛で開催する日本航空墾丁(ケンティン)国際マラソンなどのスポーツイベントも新たな魅力となっている。昨年1年間で17万人の日本人が訪れた。他にない南国風情を楽しみに来て」とアピールした。
このほか説明会では、屏東バスグループの郭子義会長が登壇。高雄空港や鉄道駅と、墾丁や大鵬湾など屏東の主要観光地を結ぶ路線バスや、恒春半島の東海岸や西海岸を半日~1日でまわるツアーバスなどを紹介。また同社グループの屏東旅行社による日本人向け特別ツアー8コースの内容を説明した。
大鵬湾観光産業協会の担当者は、東港の名物であるクロマグロなどのグルメや、日本統治時代の軍事施設が残る大鵬湾、サンゴ礁でできた離島「小琉球」の魅力などを紹介した。
観光促進交流会の様子