
商談会の様子
団体客向けの各種プランを紹介
愛媛県観光物産協会(愛媛DMO)は16日、「第3回愛媛観光プロモーション&商談会」を東京都内で開催した。県内の観光関連事業者と旅行会社から約90人が出席。観光関連事業者は過去最多となる27事業者が参加した。中村時広愛媛県知事によるビデオメッセージが披露されたほか、愛媛DMOの金子浩一専務理事が最新の観光情報をプレゼンテーション。定番の観光地だけでなく、近年注目を集める南予エリアや新しい宿泊施設、団体向け食事・体験コンテンツなど、進化し続ける愛媛県の魅力を紹介した。
冒頭に披露されたビデオメッセージで中村知事は、松山城や道後温泉といった定番スポットに加え、南予エリアが近年注目を集めていると説明。天守閣に泊まれる大洲市の「キャッスルステイ」や、古民家を改修した宿泊施設「NIPPONIA HOTEL伊予大洲」などを紹介した。「(南予は)一次産業の盛んな地域で、自然・食べ物の宝庫だ。行けば間違いなく癒やされる、ほっこりできる、元気になる。そんな空間の魅力をぜひ知ってもらい、送客にご協力いただきたい」とアピールした。
続いて、愛媛DMO専務理事の金子浩一氏が観光プロモーションを実施。歴史・文化的背景が多彩な県内の魅力を中予・東予・南予に分け、各エリアのイベントやクーポン情報、観光スポットやグルメなどを紹介した。
愛媛県観光物産協会(愛媛DMO)の金子専務理事
愛媛県は、個人客の誘客と同時に、団体客の受け入れ拡大、および主要観光地から周辺地域への回遊促進にも注力している。金子氏は、個人客を中心に人気を集める東予のしまなみ海道サイクリングで、団体客向けに貸し出し自転車300台を用意していると説明。さらに、昼食会場と各種体験チケット・買物券などが付いた団体客向けユニットプランを用意している施設も複数紹介し、松山市、西条市、今治市、宇和島市、愛南町などで団体客の受け入れが可能であることを強調した。
プレゼンテーションの様子
プロモーションの後には、県内の宿泊施設や運輸事業者などの観光関連事業者と旅行会社による個別商談会が行われた。商談会は10分を1セッションとする個別商談が18回分設けられ、配布された事前マッチング表に基づいて活発な商談を行う様子が見られた。
商談会の様子