
キャラバン一行
戸倉上山田温泉(長野県千曲市)のキャラバンが8日、東京の観光経済新聞社本社を訪問。持続可能な地域づくりを目指して取り組んでいる観光コンテンツや、旬の話題を紹介した。
来社したのはホテル亀屋本店の高野和也社長、亀清旅館のタイラー・リンチ宿主、信州千曲観光局の腰野綾子フィナンシャルマネージャーの3氏=写真。
同温泉は、昭和レトロな街並みに旅館や飲食店、共同浴場などが100軒以上軒を連ね、華やかな芸妓文化が息づく。2022年度には、同温泉に根付くスナック文化を次世代へ継承し、地域の新たな魅力として再定義・定着を目指す「NEOネオン」プロジェクトが発足。料金を明示したホームページの立ち上げやスナックツアーの実施などを通じて、持続可能な観光資源としての活用が進められている。
これらの取り組みが評価され、昨年、サステナブルツーリズムの優良事例を世界から選出する「グリーンデスティネーションズトップ100」に選出。観光庁が定めた日本基準の持続可能な観光ガイドラインの認証も取得した。
旬な話題として挙げたのは、同日放送開始、千曲市を舞台にしたテレビアニメ「Turkey!」。戦国時代にタイムスリップした長野県一刻館高校ボウリング部員の青春と成長を描いたストーリーで、作中には姨捨の棚田や足湯などの名所が登場する。
姨捨の棚田では、公衆便所や駐車場を備えた展望台広場の整備が進行中。また、道の駅の新設や、千曲川の河川敷スペースの利活用も計画が進んでおり、観光客の受け入れ態勢の強化に向けた動きが加速している。
キャラバン一行