【観光トピックス】静岡県 オクシズに新たな拠点


南アルプスユネスコエコパークミュージアム (愛称:M・I)

 静岡市葵区井川地区に12日、南アルプスの雄大な自然と地域文化を学ぶ新たな拠点「南アルプスユネスコエコパークミュージアム(愛称:M:I エムアイ)」が開館した=写真。閉校となった旧静岡市立井川小学校を再活用し、「自然環境の保全」
「地域資源の利活用」「地域活性化」―の三つを軸に、次世代に向けた学びと体験の場を提供する。

 愛称は、「南アルプス(Minami Alps)」と「井川(Ikawa)」の頭文字をとったもので、「M(未来へ向けて)」「I(一歩ずつ)」という思いも込めた。

 館内には、標高3千メートル級の山々をはじめとした南アルプスの映像を大画面で楽しめる「南アルプスパノラマシアター」や、井川地域の歴史文化・伝統を紹介する常設展示を設置。来館者に地域の魅力を多角的に伝える。

 2階には地元の名峰「赤石岳」にちなんで名付けられたレストラン「AKAISHI」がオープン。井川湖を望む景色とともに、在来野菜やジビエを生かした料理を味わえる。

 静岡市の山間地域は「奥静岡=オクシズ」と呼ばれ、南アルプスユネスコエコパークの認定地域も含まれる、自然豊かな環境が育む農産物、伝統行事、温泉など、都市部にはない地域資源の宝庫。中でもオクシズの有東木地区で伝承されてきた民族芸能「有東木の盆踊」は2022年にユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊」のうちの一つで、国の重要無形民俗文化財でもある。8月15日に同地区にある東雲寺境内で開催され、先祖をしのぶ風習を今に伝える。


南アルプスユネスコエコパークミュージアム(愛称:M・I)

 
 
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