
JR北海道とJR東日本は9日、JR東日本の「モバイルSuica」を活用した定期券サービスを、JR北海道のKitacaエリアで2027年春以降に開始すると発表した。駅で並ぶことなくスマートフォンの操作だけで定期券の購入・利用やチャージなどが可能に。キャッシュレスやチケットレス施策に寄与するとともに、持続可能な交通系IC乗車券システムの実現につなげる。
モバイルSuicaは06年1月にサービスを開始し、現在の利用者数は約3600万枚、うち、約70万枚が北海道で利用されている。同定期券については、JR東日本管内のSuica利用エリアや同エリアとPASMO利用エリアにまたがる区間、同社グループの東京モノレール区間(通勤定期のみ)で発行。自社またがりの区間やグループ会社区間以外での発行は、JR北海道が初となる。【記事提供:交通新聞】
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