
天童温泉トラベラーズラウンジの外観
DMC天童温泉(山形県天童市、代表=山口敦史・ほほえみの宿滝の湯社長)は5日、天童温泉街に、「天童温泉トラベラーズラウンジ」を開設した=写真は外観。同社主催の地域密着型の体験型旅行の集合場所などとして利用。地域と旅行者を結ぶ拠点としての活用を図る。
天童温泉街の同社オフィスを改修して開いたもので、約88平方メートル。ラウンジのコンセプトは、「旅の本編に入る、30分のプロローグ」。同温泉街で共有する外構デザインコードに合わせた外観を採用。受付カウンターは、同温泉の10号源泉のやぐらをオマージュしたデザインにした。
同社が「TENDO DAYS」のブランド名で展開する着地型体験ツアーで、参加者の集合場所やツアー前のブリーフィング会場として使用する。ブリーフィングを通して参加者へのツアーへの期待感を高めるとともに、地元農家などと連携して体験などを盛り込んだ同社のツアーをより深く楽しめるようにする。
ラウンジ内では山形県産紅花そば茶やコーヒーなども無料で提供する。レンタサイクルサービスや荷物の預かり、会議室の有料貸し出しも行う。
5、6日には関係者やクラウドファンディング支援者向けのオープニングレセプションを開いた。約100人が来場。同ラウンジの役割などについて説明を受けた。
現在同ラウンジは、ツアー参加者やレンタサイクル予約者に利用者を限定しているが、将来的には誰もが自由に利用できる施設にする考え。
宅配便大手との提携による、スーツケースなどの空港、宿泊施設への配送サービスの提供やオリジナルグッズの開発・販売なども視野に入れる。
「トラベラーズラウンジとしてより多くの旅行者とつながり、地域のことを紹介できる空間にしたい」と同社。
天童温泉トラベラーズラウンジの外観