ユネスコ「世界の記憶」の国内申請を募集 文書など記録対象 8月22日締切


 文部科学省は7月11日から、ユネスコの「世界の記憶」(Memory of the World:MoW)の国内申請の募集を開始した。「世界の記憶」事業はユネスコが1992年から開始した事業の総称で、世界的に重要な記録遺産への認識を高め、保存やアクセスを促進することを目的に実施しているもの。1995年から特に重要な記録物を国際的に登録する制度がスタートしており、2024年4月時点で国際登録で570件、地域登録で86件が登録されており、日本は国際登録が9件、地域登録が1件登録されている。

 対象となるのは手書き原稿、書籍、新聞、ポスター、地図、映画・フィルム、写真、デジタル記録等。審査は2年に1回で、1ヶ国からの申請は2件以内となっている。

 文部科学省の募集期間は8月22日までで、申請書をPDFファイルでメールに添付し、文部科学省国際統括官付企画係まで送付して応募する。

 申請後は9月末をめどに審査委員会の結果を受け、文部科学省から関係省庁連絡会議に付議する案件を決定。11月中旬の関係省庁連絡会議で日本からの推薦案件を決定する。ユネスコへの申請書の提出締切は11月30日。来年春には国際諮問委員会(IAC)での審査を経て登録の可否が決定される予定だ。

 なお、文部科学省では7月から8月上旬に、申請にあたってのオンライン説明会も実施する予定。申請書などの詳細は文部科学省のホームページに記載されている。

 
 
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