
JTBは、夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向の見通しを発表した。国内旅行(観光・帰省目的の宿泊旅行)の人数は、コロナ前とほぼ同水準だった前年並みと推計した。「日並びの良さやボーナスの上昇などから旅行意欲は底堅い」と指摘している。1人当たり平均旅行予定費用(旅行単価)は、物価高、遠方旅行の人気などで上昇を見込む。一方の海外旅行(業務旅行含む)の人数は、前年を約2割上回るが、コロナ前の19年比では約8割となる見通しだ。方面別では米国本土、韓国などが前年から伸びている。
■国内旅行
国内旅行は、旅行者数が7220万人で、前年比0.3%増、19年比0.3%減と推計。旅行単価は4万6千円で、前年比では4.5%増だが、19年比では26.0%増と9500円も増加する見通し。期間中の国内旅行消費額は3兆3212億円で、前年比4.8%増、19年比25.7%増と推計している。
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