
成田山表参道にはうなぎ料理店が立ち並ぶ
千葉県成田市は、「うなぎの街」といわれる。市内の飲食店では多くの店舗がうなぎ料理をメニューに取り入れている。特に、距離800メートルほどの成田山新勝寺に至る表参道には、江戸時代の情緒を残す古くからの旅館や料理店が軒を連ね、全国的にも珍しいほど、多くのうなぎ店が集まっている。「秘伝のたれ」を代々受け継ぐ老舗も少なくない。
夏の土用の丑(うし)の日に合わせて開催されるのが「成田うなぎ祭り」。2025年は7月18日にスタート。8月28日までの42日間にわたって開催される。
成田山表参道周辺や印旛沼周辺を中心に、成田市内外の飲食店、土産店、宿泊施設など100店舗以上が参加するスタンプラリーが開催される。スタンプを集めて応募すると、成田ならではの賞品が抽選で当たる。
スタンプラリーのパンフレットは、参加店舗や観光案内所などで配布。スタンプラリーの参加店リストやマップは、イベント開催直前に成田市観光協会のウェブサイト(https://www.nrtk.jp/)にアップされる。
成田では古くから印旛沼でとれる川魚を料理して食べており、中でも栄養価の高いうなぎ料理は広く地域の食文化として定着した。元禄時代になると、成田詣ででにぎわうようになり、門前町の旅館では、うなぎ料理を夏場の名物にして旅人をもてなしたという。
成田山表参道にはうなぎ料理店が立ち並ぶ