
長野県山ノ内町は、森林資源の利活用と地域の魅力発信を目的とした新たなまちづくり、「山ノ内町の“かおり”=シティフレグランス」開発プロジェクトに着手した。7月10日には志賀高原ロマン美術館で香りの完成発表会を開催する。
同プロジェクトは、昨年10月にエステーや瑞穂木材、北信州森林組合と締結した包括連携協定に基づく取り組み。森林資源をアップサイクル(使われなくなったものを捨てずに、新しいものに作り替えて価値を高めること)することで森林保全に取り組みながら、香りを通じて国内外に発信することで町のにぎわい創出や活性化を目指す。
森林整備の副産物である杉の枝葉から抽出した精油をベースに作り、「森林浴をしているかのようなすがすがしさと、どこか懐かしい、ホッとするような感覚を香りで表現している」という。
10日の発表会では主に町内向けに披露。その後、精油とアロマウッドとセットとして商品化。10月をめどに、東京・銀座にある長野県の情報発信拠点「銀座NAGANO」で発売する。