
飲食店「HAKKO」
浅間温泉エリア(長野県松本市)の観光活性化を目指し、宿泊施設の運営や観光施設の誘致などに取り組むWAKUWAKU浅間温泉(岡嘉紀社長)は4日、泊食分離を推進するため、運営するonsen hotel OMOTOの一角に、信州の発酵食品や地域の食材を生かした料理や酒を提供する飲食店「HAKKO」を本格的にオープンした=写真は店内。
OMOTOは2020年7月、泊食分離スタイルの宿泊施設としてリニューアルオープンした。24年度の宿泊者はオープン初年度から約3倍に増え、年間約1万4千人となった。
OMOTOによると、泊食分離を前提とする宿泊客の増加に伴い、夕食のための飲食店が不足ぎみで、インバウンドに適した飲食店も限られている。そのため、OMOTOの裏通りに面した遊休スペースを活用し、カジュアルな飲食店HAKKOをオープンすることにした。
旅館らしさを加味したコースメニューや地酒などを用意し、「宿泊客だけでなく、地元の人も利用してもらえれば」と話している。
飲食店「HAKKO」