
ユニバーサル備品を設置した一般客室で車いすの室内移動を体験
東急ホテルズ&リゾーツはこのほど、二子玉川エクセルホテル東急(東京都世田谷区)で「ユニバーサルサービスEXPO」を初開催した。障害の有無や、年齢、国籍などに関係なく誰もが等しくサービスを利用できるユニバーサル対応への認識を深めることを目的に、同社が運営する全国40店舗の担当1~2人が参加。本部担当を含め合計81人が一堂に会した。
ホテルとして最も重要な安心、安全の観点から「避難誘導」をメインプログラムに据え、参加者はシナリオに沿って避難誘導を行ったほか、実際に車いすに乗ってバリアを体験し、アクセシビリティサポート備品の使用方法を学んだ=写真。また、ホテル公式WEBサイトに掲載されている最寄り駅からのアクセスルートを実際に車いすでたどりながら掲載情報の有益性や、不便な点を検証した。
同社では、実体験をテーマとする今回をユニバーサルサービスEXPO1(ワン)と位置付け、今後継続的に、年1回程度の開催を計画。
「車いす利用の人をはじめ、誰にでもハードルなく選んでもらえるホテルとなるために、実践的な取り組みと、それらを実際のサービスに反映させることを通して、最終的には『ユニバーサル対応といえば東急ホテルズ』と言ってもらえるような姿を目指す」としている。
車いすに乗ってバリアを体験し、アクセシビリティサポート備品の使用方法を学んだ