
国土交通省は定期航空協会と連携し、7月8日から日本の航空会社の国内・国際線の航空機内にモバイルバッテリーを持ち込む際、収納棚にいれずに常に状態が確認できるようにすることを要請する新ルールを適用する。国内外で航空機内のモバイルバッテリーの発煙・発火などの事例が発生していること踏まえ、早期発見と対応の強化をはかることで、客室安全のさらなる向上をめざすためのもの。
具体的には①モバイルバッテリーを座席上の収納棚に収納しない②機内でモバイルバッテリーから携帯用電子機器への充電、または機内電源からモバイルバッテリーへの充電をする場合は常に状態が確認できる場所で行う、の2点を要請する。外国の航空会社については各社のルールに従うようにとしている。
なお、現在国交省では国際民間航空機関(ICAO)が定める国際基準に基づき、モバイルバッテリーを機内預入荷物にすることを禁止するとともに、機内持込みについても個数や容量を制限している。