
会場の様子
観光・宿泊業、ツーリズムに関わる商談展示会「ⅰTT―国際ツーリズムトレードショー2025」が6月25~27日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。全国のスパ、温泉施設や自治体、観光協会、メーカーなど121社・団体が出展し、3日間で過去最多となる1万152人が来場した。
iTTは、宿泊施設、自治体、観光事業者向けのインバウンド対策をはじめ、人手不足対策・省人化、清掃・衛生、トラベルテックなど、昨今の観光に関わる課題を解決するソリューションが一堂に集結する商談展示会「第2回観光DX・マーケティングEXPO」と、旅行会社、メディア、企業経営者向けの心と体を健康にする旅に関わる施設・アクティビティ・ヘルシー食・地域が結集する「第3回iWT―国際ウェルネスツーリズムEXPO」の二つの展示会で構成された。
特別講演では、観光庁の鈴木貴典審議官による「持続可能な観光立国の実現に向けて」を皮切りに、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会専務理事の亀岡勇紀氏、放送作家・湯道文化振興会代表理事の小山薫堂氏、温泉家・杏林大学地域総合研究所客員研究員の北出恭子氏による「『温泉』の魅力と温泉地活性化のヒントを探る」など、業界の第一人者による専門のセミナーが数多く展開され、好評を博した。
主催は、世界最大級の観光国際見本市WTM(World Travel Market)などの大型イベントを多数手掛けるRX Japan(東京都中央区)。
次回のiTTは、未来のホスピタリティ産業の発展に貢献するべく、第3回ホスピタリティテックEXPOと改称し、来年6月17日~19日に東京ビッグサイトで開催する。詳細については、決まり次第、同社WEB上で公開が予定されている。
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