
岐阜県・下呂温泉を拠点に、温泉地や観光地が抱える課題解決に取り組むNPO法人わくわくプラザ(宮田佳子代表理事)は、9月28、29の2日間、湯の原ホテル(仙台市・作並温泉)で「温泉・美検定」を実施する。
温泉・美検定は、温泉入浴専門家でもある宮田氏が25年にわたり観光業界に携わる中で、「温泉を健康や美容に生かす」ことの重要性を確信し、実践的な保養プログラムとして構築してきたもの。単なる知識にとどまらず、「お客さまに喜んでもらう視点」を養い、科学的根拠に基づく入浴法や温泉の実践的活用を学ぶことで、現場のサービス向上を図る。
1日目は、宮田氏による講義「温泉活用法(健康と美容)」「入浴プログラム作成」に加え、同ホテルの菅原ゆかり女将が講話「女将としてのおもてなし」を実施。2日目午前に検定試験を行い、終了後はわくわくプラザ福岡支部長で薬剤師でもある水町志保氏が「温泉と漢方」と題してセミナーを行うほか、作並温泉の観光資源を生かした体験ツアーも企画した。
検定の意義について「旅館の数だけ女将のおもてなしも存在する。女将やその地域で活動している方々の力なくしてはそれぞれの温泉地の魅力を出していくのは難しい」と宮田氏。
受講資格は、温泉に関心のある女性(旅館の女将や従業員、医療・美容関係に従事する人など)で、定員15人。検定費は1人1万円(別途宿泊費)。
検定に関する問い合わせ、申し込みは、わくわくプラザメール(wakuwaku@takenet.or.jp)から。