
全国の企業における事業継続計画(BCP)の策定率は20.4%と初の2割台となった。帝国データバンクが5月に行った調査によるもの。ただ、4割超の企業が未策定。中小企業の策定率は1割台にとどまるなど課題もある。
調査は5月19~31日、全国の企業2万6389社に実施。1万645社から有効回答を得た。
自社のBCPの策定状況は、「策定している」が20.4%、「現在、策定中」が7.4%、「策定を検討している」が22.0%だった。
前年同月調査との比較では、「策定している」が0.6ポイント増え、初の2割台となった。「現在、策定中」は0.1ポイント上昇。「策定を検討している」は0.9ポイント低下した。
「策定していない」は41.5%と、最も多く回答した。前年同月調査から0.3ポイント低下も、依然高水準だ。
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