
宿泊業の特定技能在留資格取得に必要な評価試験を行う宿泊業技能試験センター(理事長=西海正博、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会〈全旅連〉会長代行)は18日、2025年度通常総会を東京都千代田区の全旅連会議室で開いた。昨年度の実績を報告したほか、今年度の事業計画を審議・承認。「外国人材の安定的な受け入れ」と「制度運用の質的向上」の2点を重点施策として掲げた。
コンピューターを用いた試験方式「CBT(コンピューター・ベースド・テスティング)が本格導入された昨年度。受験者が自分の都合に合わせて日時や会場を選択できることから受験機会が拡大し、宿泊業の特定技能評価試験(1号)の受験者数は1万1420人、前年比約370%増と大幅に伸長した。特定技能における合格者(1号・2号計)は9080人だった。
一方、企業とのマッチング数(合格証明書発行数)は1008件(同約308%増)。改善はみられたものの、合格者と比較して依然として低さが課題として残り、今後の改善が求められる。
会員向け記事です。