
クルーズツアーを任された三島さん(6月5日、本店)
「支店長や得意先係のお客さまへの気配りを間近で学べた」。広島市信用組合(広島市、山本明弘理事長)の営業推進部に所属する三島琴音さんは、入組1年目だった2024年に顧客向けクルーズツアーの企画担当に抜てき。300人以上が参加したクルーズツアーは25年5月22~24日に実施された。
24年11月に山本理事長から直接任命された。和歌山県の熊野古道周辺などを訪れるツアーで、営業店や旅行代理店との交渉を担った。通常業務とは異なる集客管理などの調整に苦心。キャンセル対応や問い合わせで「お客さまごとに丁寧な対応を心がけた」という。【記事提供:ニッキン】
ツアーには、顧客337人と役職員22人が参加した。三島さんはツアー中、注意事項の説明や同乗した役職員の紹介、船内イベントでの写真撮影係などを務めた。山根勝正専務は「よく動いてくれて、文句のつけようがない」と話す。
三島さんは、10月ごろに開催予定の日光を巡るツアー企画でも担当者に任命され、準備を進めている。「クルーズ船企画では、営業店に対する伝え方や相談の仕方で反省があった。日光企画では営業店が募集をしやすいように工夫したい」と意気込む。
同信組のクルーズツアーは、今回が4回目。創立60周年の際、顧客への感謝やファンづくりを目的に「にっぽん丸」を貸し切って実施したのが始まり。これまで屋久島、奄美大島、五島列島を巡るツアーを開催した。旅行代金は顧客負担だが「非日常が味わえる」として、リピーターが相次いでいるという。
【記事提供:ニッキン】