【EXPO2025特集】万博に東北絆まつり登場 国内外に魅力を発信 3日間で5.4万人来場


東北四季の彩り&東北絆まつり

 大阪・関西万博会場内のEXPOアリーナ「Matsuri」で13~15日、「東北四季の彩り&東北絆まつり」が開かれた。例年、東北6県の県庁所在地で持ち回りで開かれている東北絆まつりのパレードがお目見え、活気あふれる夏祭りが万博を盛り上げた(既報)。当日の模様を改めて紹介する。


東北四季の彩り&東北絆まつり

 主催は6県と東北観光推進機構、東北絆まつり実行委員会。東日本大震災の支援への感謝と復興の姿、東北のさまざまな魅力を日本だけでなく世界にも発信し、東北への誘客につなげるのが目的。

 会場には自治体やDMO、事業者らによるPRブースや飲食・販売ブースが立ち並んだほか、「東北ワンダートリップゾーン」と銘打ち、東北の四季折々の見どころを映像美で楽しめる特設シアターや情報ラウンジも設けられた。


ステージでは各地のイベントが

 また、伝統工芸品の実演や最新技術に触れたり、大曲まげわっぱや天童の将棋書き駒などを体験できるワークショップを行ったりする「伝統と革新ゾーン」も。このほか、東北の日本酒の試飲体験や地域産品の試食なども行った。

 13日のオープニングセレモニーであいさつした宮城県の村井嘉浩知事は、震災から14年がたったものの、復興状況に地域差があることを指摘した上で、「『東北は一つ』を合言葉に、パレードや観光PRを行うので、国内外多くの方に楽しんでいただき、ぜひとも次は東北に遊びに来てほしい」とアピールした。

 パレードには青森ねぶた祭、山形花笠まつり、秋田竿燈まつり、仙台七夕まつり、盛岡さんさ踊り、福島わらじまつりが参加。


青森ねぶた祭


山形花笠まつり


秋田竿燈まつり

 14日は雨のためパレードは中止となり、ステージ上でのパフォーマンスに。15日は天気にも恵まれ、6県から500人を超える人が参加した。

 和歌山から来たという初老の夫婦は「初めて6県の祭りを間近で見た。”ミニ版”とはいえ、熱気や迫力は伝わってきた。機会があればぜひ現地で見学したい」と興奮気味に語った。


盛岡さんさ踊り


福島わらじまつり


仙台七夕まつり

 最後に郡和子・仙台市長と、来年のまつりの開催地である盛岡市の内舘茂市長からあいさつがあり、参加者がそろって「ありがとう」と伝えると、観客からは大きな拍手が送られ、幕を閉じた。

 3日間の来場者数は計約5万4千人に上った。「15日2回目のパレード時は、収容人数の上限に達したため、入場規制を行った」という。
 今年の絆まつりは万博に出展したため、東北での開催はない。


万博会場内に設置されたミャクミャク

 
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