
国土交通省は13日、鉄道分野における技術の標準化活動をさらに戦略的かつ効率的に推進していくため、「鉄道技術標準化ビジネスプラン」を策定したと発表した。社会情勢の変化やこれまでの標準化活動を通じて確認された課題などに対して、鉄道技術の標準化の在り方を整理したもので、わが国の鉄道システムの国際競争力のさらなる強化や鉄道事業の持続的な発展につなげていく。
技術の標準化は、従来から生産費用の低下、国内市場の安定、海外市場参入、相互理解などを促す効能があるほか、近年では標準基準のイニシアティブを得ることによる海外市場の拡大・創出、一定基準の差別化を通じた自社商品の強みの見える化による製品の優位性確保、研究開発への好影響などが期待されている。【記事提供:交通新聞】
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