
百木田会長
旅行・観光業界の企業経営者らで組織するトラベル懇話会は6日、東京の帝国ホテルで通常総会を開き、研修や業界貢献活動など2025年度の事業計画を承認。役員人事で百木田康二会長(東武トップツアーズ社長=写真)を再選した。会は海外旅行に関わる事業者が多く、総会後の懇親会では海外旅行の完全復活を目指すとしたあいさつが続いた。
今年度も有識者を招いての講演会やセミナー、国内、海外への研修旅行、旅行・観光業界を目指す学生への講師派遣、インターンシップ受け入れなど産学連携事業を行う。新春講演会、賀詞交歓会を来年1月9日、東京の有楽町朝日ホールで開催。産学連携事業は神田外語学院と昨年度に続き行う。
「会の円滑な運営に向けて一定数の会員が必要」と、新規会員の獲得を進め、正会員を現在の127人から135人にする目標を立てた。
広報、会員拡充、セミナー、行事・研修、総務の5委員会を設置し、これらの事業を行う。
百木田会長は海外旅行がコロナ禍前の状況に復活しない現状について、「(消費者の)経済的負担の大きさが日々言われているが、状況は簡単に変わるものではない。われわれ旅行会社の存在価値を示していきたい」。
2年後に迎える同会の設立50年に向けて、さらなる活動の継続、推進に意欲を示した。
懇親会では観光庁の鈴木貴典審議官、日本旅行業協会(JATA)の髙橋広行会長があいさつした。
百木田会長