兵庫県旅館ホテル生活衛生同業組合（351組合員）は5日、宝塚温泉・ホテル若水（宝塚市）で2025年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選で上山陽一郎理事長（上山旅館）＝写真＝を再選した。
総会には約70人が出席。来賓として全旅連の井上善博会長、亀岡勇紀専務理事のほか、山北貴子・兵庫県観光局長、同県選出の加田裕之参議院議員をはじめ同県県議らが多数列席した。
上山体制2期目となる今年度は、「全組合員のための組織活動」の目的達成に向け、引き続き「総務・財務委員会」「政治・政策委員会」「労務・経営委員会」「行政連携委員会」の4委員会体制で事業を推進。活動方針は（1）組織および渉外の体制強化（2）観光を基幹産業として県経済をけん引する政策提言（3）兵庫県との連携強化（4）業界の諸問題への対応（5）広報推進―を掲げる。
このうち（2）（3）については、同県観光議員連盟との活動を通して、政策提言等を実施。昨年は補正予算等の獲得による海外ＯＴＡでのプロモーション拡大と予約伸長などを実現したことから、今年度も観光施策などでの活動推進と連携強化を進める。（5）については昨年度8月に組合員専用ページを公開した新ホームページを活用。組合員宿や組合活動の情報発信とともに、各種ガイドラインのデータ共有等を進める。
再選に伴いあいさつした上山理事長は「『ひょうご五国』の言葉通り文化も風土も異なり一つにまとまるのは難しいのだが、当会は役員同士仲が良く、また会員同士も言いたいことを言い合い、要望を出していけるのが特長だ。同じ旅館ホテル業界の仲間として一つになって交流を持つことで、県や国への要望を通していけるようにしたい」と抱負を語った。
新役員は次の通り。
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