
「フェニックスアワード2024」の受賞者ら
東北観光推進機構は、5日、通常総会を仙台市内で開いた。2024年度事業の実績、25年度事業計画などを報告した。25年の新潟を含む東北7県における延べ宿泊者数の目標には、日本人延べ宿泊者数としてコロナ前の19年比100%となる4087万人泊、外国人延べ宿泊者数として24年比119%の300万人泊を掲げた。
松木茂会長は「2025年度は、第5期中期計画の最終年度で、『世界から選ばれる持続可能な観光地TOHOKUをめざして』をテーマに、東北一体となったプロモーションの拡大、推進に取り組んでいく。特に25年度の活動の柱としては、フランスを中心とした欧州市場へのプロモーション、グリーンシーズンのプロモーションの強化、『アドベンチャーウイーク2025東北』などを実施し、2024年度に大幅に回復したインバウンド需要をさらに東北一体でしっかり取り込んでいく」と述べた。
24年の外国人延べ宿泊者数は、新潟を含む7県で252万人泊となり、目標としていた19年実績の206万人泊を大幅に上回った。一方で、日本人の延べ宿泊者数は、東北7県で3734万人泊となり、おおむね前年並みだが、19年比では91%にとどまった。
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