
JTBは6日、2025年大阪・関西万博の国連パビリオンに「るるぶ」書籍19種類、約36,000冊を寄贈したと発表した。子どもたちの好奇心や探求心を高める一助となることを目的としたもの。寄贈した書籍は主に「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ」シリーズで、国連パビリオンを訪れる子どもたちに提供される。
子ども向け「るるぶ」で未来のリーダー育成
寄贈された書籍は「るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!」シリーズを中心に、多様なテーマの19種類に及ぶ。47都道府県、日本の歴史人物伝、世界の国、平和と世界、日本の歴史、百人一首、未来のくらし、ことば1000、天気のひみつ、食べ物のひみつ、人間のからだ、源氏物語、お金のしくみ、政治と憲法、小学生の英語など、幅広いジャンルをカバー。特にSDGsペットボトルエコランプキット付きの書籍や、1日10分でせかいちずをおぼえるパズル、るるぶSDGsすごろくゲームなど、体験型の学習ができる書籍も含まれている。
国連パビリオンでの書籍配布会も予定されている。6月15日、7月5日、12日、19日、20日、26日、27日の10時から18時まで、JTB社員による配布が実施される。ただし、配布対象は国連パビリオンに来館した人に限られ、実施日によって配布される書籍は異なる。書籍を選ぶことはできない。
国連事務次長補兼2025年大阪・関西万博国連陳列区域代表のマーヘル・ナセル氏は「約36,000冊もの本をご提供いただいたJTBに心より感謝申し上げます。今回寄贈された本は持続可能な開発目標(SDGs)や平和について、子どもたちにも分かりやすく、魅力的な内容となっています。これらの本が子どもたちの心に響き、平和・尊厳・平等が確保された健やかな地球のために行動する、未来のリーダーとなるきっかけになることを確信しています」とコメント。
JTB執行役員西日本エリア広域代表の北村豪氏は「当社は国連グローバル・コンパクトへも参加し、国連グローバル・コンパクトの掲げる10原則実現に向けて取り組んでおります。このたび、2025年大阪・関西万博において国連パビリオンと連携し、『るるぶ』をゲストにお届けできることを光栄に思うと同時に、子どもたちが、国連パビリオンへの訪問を機に興味関心が引き立てられる未来社会を感じ、『るるぶ』が更なる学びの一助となることを願っています」と述べた。
国連パビリオンは35の国連諸機関、15の国連事務局の部局が一丸となり、「人類は団結したとき最も強くなる(United for a Better Future)」というテーマで様々な展示やプログラムを行っている。創設80年の歴史、持続可能な開発目標(SDGs)の達成、世界的な課題に向けた取り組み、そして人々の行動と多国間協力によってのみ実現できる「持続可能な未来」のビジョンを伝えることに力を入れている。