
MICEの業界団体である日本コングレス・コンベンション・ビューロー(JCCB、会長=猪口邦子・参院議員・上智大学名誉教授)は、6月22日に設立30周年を迎える。次代に向けた記念事業として、7月29日に千葉市の幕張メッセでイベントを行う。
30周年記念事業のテーマは、「Moving Forward!~さあ、新たなMICEのステージへ~」として、世代を超えた交流と学びの場を創出する。
7月29日には、ピッチコンテストや講演会、祝賀会を行う。MICEピッチコンテストは、「未来のMICEをデザイン!」をテーマにアイデアを募り、事前審査で選出されたチームによるコンテストを行い、最優秀賞、優秀賞を決定する。基調講演は、「次世代・地域・世界をつなぐ、サステナブルなMICE戦略」として、NHKエンタープライズのエグゼクティブ・プロデューサー、堅達京子氏が登壇する。
翌日の7月30日には、千葉県内のMICE関連施設の視察などを行う予定。
JCCBは、1995年6月、運輸省(現・国土交通省)の指導の下、前身の団体である財団法人日本コンベンション振興協会(JCPA)の解散に伴い発足。MICEの誘致開催の促進、人材育成、広報宣伝、ネットワーキングの支援に取り組んできた。
JCCBと日本政府観光局(JNTO)が開催する国際MICEエキスポ(IME)は、日本最大級のMICE商談イベントで34回の開催実績がある。また、JCCBは、全国の会議主催者を対象にアンケートを行い、開催情報を収集して会員限定で提供する事業も手掛けている。