
伊藤常務
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は井上善博会長体制2期目となる令和7、8年度、八つの部会で業界の地位向上、課題解決に向けた取り組みを行う(正式には6月16日の通常総会で決定)。ここでは各部会の担当常務理事に加え、宿泊4団体で組織する「宿泊業技能試験センター」の理事長を務める西海正博・全旅連会長代行らにそれぞれの活動方針を伺った。
「人に優しい宿」の認知拡大
「シルバースター部会」は厚生労働省の協力のもと、高齢者が快適に過ごせる、利用しやすい宿泊施設の整備と増加を目的に、1993年に発足し28年がたちました。現在では、ますます進む高齢化社会に向けて、シルバースター登録制度のさらなる重要性を認識し、登録施設のハード・ソフト両面において安心して宿泊していただける宿づくりを目指します。
そのためにもキーワードでもある「人に優しい宿」に向けてさまざまな観点において研究し、その結果を会員間で情報共有することで会員施設の向上につなげてまいります。
また、制度の認知拡大にも向けた啓蒙活動にも努力いたします。
そして、この現状を踏まえ国では「こころのバリアフリー制度」の見直しも検討されており、この機会に国と連携し、シルバースター登録制度のメリットをより拡張し、会員増強にも取り組んでまいります。
伊藤常務