
山本常務
全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は井上善博会長体制2期目となる令和7、8年度、八つの部会で業界の地位向上、課題解決に向けた取り組みを行う(正式には6月16日の通常総会で決定)。ここでは各部会の担当常務理事に加え、宿泊4団体で組織する「宿泊業技能試験センター」の理事長を務める西海正博・全旅連会長代行らにそれぞれの活動方針を伺った。
請求に関する解決策を協議
われわれの旅館ホテル業界におきましては、宿泊料の請求に関するさまざまなトラブルがあります。宿泊予定直前の何らかの事情によるキャンセルやノーショウ(無断不泊)、さらには食中毒やウイルス、またはカスタマーハラスメントなど、年間を通じて何かと宿泊料を回収できないケースがあるかと存じます。
当委員会では部会メンバーの具体例、また組合員へのアンケート結果等も加味しながら、そのような案件を模索するとともに解決策を協議していく所存です。
弁護士とも意見交換しながら会員の皆さまにご提案、ご利用いただける資料等を作成していこうと思います。
われわれ業界側とお客さま側、双方の意識改革を行うことも必要かと思っております。
航空業界がそうであるように、きちんとキャンセル等の規約をお客さまにお伝えするのも、正しいサービスの一つかと思います。
会員の皆さまに少しでもお役に立つ情報を発信してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。
山本常務