【全旅連全国大会特集】令和7・8年度の主な活動方針 第2部会(「湯・宿」文化推進部会) 鈴木治彦担当常務理事


鈴木常務

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(全旅連)は井上善博会長体制2期目となる令和7、8年度、八つの部会で業界の地位向上、課題解決に向けた取り組みを行う(正式には6月16日の通常総会で決定)。ここでは各部会の担当常務理事に加え、宿泊4団体で組織する「宿泊業技能試験センター」の理事長を務める西海正博・全旅連会長代行らにそれぞれの活動方針を伺った。

温泉、宿の文化的価値認知へ

「湯・宿」文化推進部会のミッションは「温泉」と「宿(旅館)」の文化的価値を国内外により一層認知されるよう推進していくことです。そのためには、まずはわれわれが本来の誇るべき価値を共有する必要があると考えます。
 
 二つの異なるミッションではありますが、まず「温泉」は2028年のユネスコ無形文化遺産に登録されることが実現するよう関係各所と連携し活動してまいります。「文化遺産」ですので今後も未来永劫(えいごう)持続可能とするために現在までの「継承すべき文化的価値」を言語化し「なぜ日本の温泉文化は残すべき価値があるのか」を定義することが必要と考えております。 
 
 「宿」においては誰しもが「旅館とは?」と他人から聞かれた際に迷わず答えることができるような、いわば日本人の共通認識となるような定義付けができるよう、調査・研究・議論し作り上げていく所存です。 
 
 いずれも今後の業界人の礎となるような「答え」が出せるよう、メンバー一同で励んでまいります。


鈴木常務

 
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