
HISはこのほど、国内のタクシー業界における需要供給の均衡を図るべく、Uber Japan(Uber)と連携すると発表した。企業・法人の業務渡航や団体旅行を対象に「Uber Taxi」 の利用を提案。さらなる利便性向上を支援する。
昨今のタクシー業界は、ドライバーの高齢化や労働時間規制により深刻な人手不足に陥っている。その一方で、コロナ以降はインバウンド需要が急増。供給が追い付いていない状況が続いている。
こうした状況を受け、今回両社で提携によりタクシーのバウチャーサービスを開始。出張や MICEなどビジネスでの利用や、社員旅行をはじめとする団体旅行の分野において、スムーズな移動手段の確保と経費精算の効率化を実現する。
出張や社員旅行などが発生した際、HISに問い合わせをすることでタクシーバウチャーを発行。乗降場所や金額上限を指定し、アプリで配車依頼をすることで、大人数でのタクシー利用ができるほか、利用区間や費用の一元管理を行えるようになる。
利用できるUberのサービスは、2025年6月現在25都道府県で展開している「Uber Taxi」に加え、ワンランク上の社内空間を持つ車両を配車する「Uber プレミアム」(一部地域限定)の2種類に対応。「Uber Taxi」は27年までに全都道府県にサービスを拡大予定となっている。
両社の連携を記念したキャンペーンも6月20日から開始。HIS法人営業本部で国内旅行・国内出張手配を申し込み、かつ初めてUber Taxiを利用する顧客を対象に、「Uber Taxi」のクーポン2,500円分をプレゼントする。キャンペーンは7月31日(木)までの申し込みが対象で、クーポン利用期限は2025年12月31日(水)まで。
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