
代替決済手段を提供する旅行予約プラットフォーム「Fly Fairly」は、Z世代を対象とした旅行発見エンジン「LFG」を非公開の金額で買収しました。
2024年にシンガポールで設立されたFly Fairlyは、東南アジア、米国、カナダ、英国、オセアニア、ヨーロッパを含む10以上の国と地域で展開中です。650以上の航空会社のフライト予約が可能で、「今買って後で払う(BNPL)」「暗号通貨」「電子ウォレット」など100以上の決済手段に対応しています。
LFGは「SpotifyとPinterestを組み合わせた」ようなアプローチで、旅行のインスピレーションや計画を提案します。公式サイトによると、ユーザーは「Placelists(プレイスリスト)」(プレイリストの語呂をもじったもの)を検索・作成し、旅行先を保存・ブックマークして友人と共有できます。
この買収は、Fly Fairlyが「若い世代にとって最も柔軟なオンライン旅行代理店」になるという目標を後押しするものです。
買収に伴い、LFGの共同創業者であるDarryl HanとFoo Shi Hongの2名がFly Fairlyの経営陣に加わり、プロダクト、コンテンツ、戦略を担当します。
Fly Fairlyの創業者兼CEOであるAlex Yardleyは「LFGが築き上げたものを見て、迷いはなかった。今回の買収は単なる前進ではなく、明確なビジョンと目的を持って業界をリードするという決意の表れです。私たちは共に、次世代の旅行の意味を再定義していきます」の述べている。
【記事提供:業界研究 世界の旅行産業】