国内外のオンライントラベル関係者が集まる国際会議「ＷｉＴ（ウェブ・イン・トラベル）ジャパン＆ノースアジア」が5月26、27日の2日間、ウェスティンホテル東京（東京都目黒区）で開催された。ＡＩをはじめとするトラベルテックのキーパーソンやスタートアップ企業のリーダーなどが多数登壇し、自社の業況や旅行動向の分析、旅行ニーズの変化や今後の旅行トレンドの展望などについて意見を交わした＝写真。
初日の26日は、主に外資ＯＴＡ各社や旅行業界のスタートアップ各社が登壇し、次世代の旅行業界における顧客体験構築や新たな目的地創造の道筋、昨今の旅行トレンドなどに関するセッションが多数行われた。後半からは北アジア地域の旅行スタートアップ企業によるプレゼンテーションなども行われた。
2日目の27日は、観光庁や日本政府観光局（ＪＮＴＯ）も登壇。観光庁・観光戦略課長の河田敦弥氏が日本の観光政策について説明したほか、ＪＮＴＯ・市場横断プロモーション部長の藤内大輔氏がインバウンドの消費傾向、高付加価値なインバウンド観光地づくりモデル14地域における最新の取り組みを紹介した。
27日は国内ＯＴＡや外資ＯＴＡ各社によるトークセッションも行われ、国内ＯＴＡからは楽天、ＪＴＢ、リクルートと、スタートアップ企業のＫａｂｕｋ ｓｔｙｌｅの4社が登壇したほか、外資ＯＴＡからはｂｏｏｋｉｎｇ.ｃｏｍ、Ａｇｏｄａなどが登壇。最新の旅行トレンドやＡＩ技術の活用方法など各社の取り組みが紹介された。
このほか、グローバルホテルブランド各社による次世代のホスピタリティに関するトークセッションも実施され、西武プリンスホテルズ、マリオット、東急ホテルズ、アスコットの代表者が登壇。昨今の日本市場に見られる変化や新たなビジネスチャンスが議論された。
トークセッションの様子（一部）
