エイチ・アイ・エス（HIS）はこのほど、民泊付き賃貸アパートブランド「Re-rent（リレント）」を展開する株式会社Unito（ユニット）の株式を取得すると発表した。将来的に海外での事業展開を目指すユニットに出資することで、海外出張や他拠点滞在などのニーズを持つ法人企業への「リレント」モデルの提案など、連携を強化する。
ユニットは2017年1月に設立されたスタートアップ企業。入居者が帰らない日の部屋を同社が宿泊施設として短期宿泊者に貸し出すことで、使用していない日の家賃を減額する「リレント」を展開している。現在は都内を中心に複数の施設でサービスを運営している。
同社の現在の資本金は1億円。近年は既存事業に加え、不動産デベロッパーの民泊ブランド立ち上げ支援システムの展開など、事業領域を拡大している。今回の資金調達により、運営物件数・拠点数の拡大、M&Aによる事業成長を推進する計画だ。国内での実績を活かし、将来的には海外での事業展開も検討しているという。
HISは、海外出張や多拠点滞在といったニーズを持つ法人顧客に向けてユニットの「リレント」モデルを提案するほか、今後の海外展開などシナジーが見込まれる領域での連携を強化していく方針。ユニットも国内での実績を活かし、将来的には海外での事業展開を検討しているという。
「リレント」の仕組み
